エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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獲ったど~

中部ビッグハンティングクラブとしては、6/1~6/30の間、自然保護団体で法人格を持つNPO法人 若 葉 の自然保護活動に参加してました。

内容的にはバランスの崩れた生態系を少しでも改善すべく、主に鹿の個体数調整に協力していたのです。

しかし、梅雨真っ只中のこの時期は雨や霧がほとんどです、そんな中で予定していた日が曇りで雨は無し・・・「イケル!勝負だ!」

師匠と相談・・・場所は遊歩道の近くな為、猟犬も使わないことに決定!狩猟の世界では「1犬 2足 3てっぽう」と言われますが、それは一般的な巻き猟での話です。犬が居なくても十分狩猟になることを役所に説明してありますが、今まで静岡のマタギ(プロ猟師)の技術は公にされていなかっただけに半信半疑でした。

自分は先発隊として先に山に忍んだ後に仲間に犬無しで押して貰う事になったのです。自分としては忍びで山に入り、仲間は秋田県のマタギの使う人間勢子の変形です。

自分は夜明けとともにそっと山に入りました・・・

「気配が無い・・・」

「足(足跡)はある・・・」

「!!、気取られている・・」

雨で山が湿っていたためハンターシューズで来たのが失敗でした。山に入りだして二週間もすれば鹿も敏感になります、楽してハンターシューズで山に入った為に気取られたのです!

「ならば・・・」作戦変更です。

気取られるなら誘います・・・・その後予定通り仲間が押します・・・・

獲物が警戒音を発しながら逃げていきます・・・・

予定ならフェンス脇に追い込んだはず・・・・

回り込んでそっと覗きました・・・

「居ない・・いや居た!!」

ド~ン、ド~ン、ド~ン・・・・

一頭はデカイ・・逃げるな!

ド~ン、ド~ン
ボルトアクションライフルでの5連射です。

2頭は転がったのは確認しました・・・デカ物は・・・・左上に逃げたのに右横で音がしました・・・トリックを掛けてススキの中を反対側に逃げていたのです。大したもんです!

結果です。仲間そうでで引き出しました・・・この時期の引き出しはキツイ!
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少人数でも猟になるのです。
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次は犬を使った猟です!

サハラを使った巻き猟では発砲するも遭えなく撃沈!藪の中で3案発撃つも行っちゃいました・・・ザンネン!

でもそれが、隣の山で隠れているはず・・・クヤシイ!

そこで師匠が捜索犬の茶々丸と追跡犬のカン太を出してきました。しばらくすると茶々が啼きます・・・「よしっ」・・・しかし、たつの間を抜かれます・・下に行ってしまいました。師匠に下ったほうが言いか聞くと師匠はまだジッとしてろと言います!?すぐに鳴きが止みました・・暫くすると今度は自分よりもかなり下でカン太が啼きました・・・蚊帳の外です・・・泣き声が上っています・・・今までに無いパターンです!オスか?・・・師匠は、廻してくるから待てという!?

鳴きがドンドン離れて聞こえなくなりました・・・・戻ってくるとは思えませんでしたが、師匠の師匠は筑波大学の助教授で国内では有数の生態系の第一人者です。師匠は30年前にその方と山に入り鹿や熊に発信機を付けて野生動物の行動を把握しているのです。自分は師匠を信じて向きを変え獲物の戻りに備えました・・・2分・・3分・・5分・・・とても長い時間に感じます・・・「ワンワンワン・・」鳴きが戻ってきます・・・!!  パサッ  

「来た!デカイ!!」

ふわっ ふわっ と重力を感じさせない跳ね方です・・・ひっとっとび6m位でしょうか!?スコープに付けるのが難しい・・・自分に気づき向きが変わって射線上にカン太が居なくなりました・・チャンス!

ど~ん!

矢が確実に入ったのに下っていきました・・結果です!
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デカイ!心臓を撃ち抜かれていたのに凄い生命力です!ワタヌキで80キロ程の大鹿でした・・・あ~猟期中に撃ちたかった(泣)冬ならスバラシイ角が生えていたことでしょう!でもカン太のお陰です、良くやった!!ありがとう。

その日のうちにこうなりました・・・
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油が乗り焼肉に最高です!

そんなこんなで天候に恵まれたのは僅か2回しかありませんでした。
しかし、お世話になっている地元の農家からは悲痛の叫びを頂き、雨の中でも必ず1~2頭は捕獲してきました。結果は17名で19頭の捕獲となり、自分達としてはイマイチの捕獲量となりましたが、他の班からは脅威的な数字と言われました。

ほぼ週二回ずつ雨に打たれながらの作業は予想以上に体力を消耗し、仕事や家庭サービスへの影響を最小限に抑える為に射撃練習は激減してしまい苦しい状況でしたが、充実した一ヶ月でした。

調整に苦労した役所の方々ご苦労様でした。
今後も要請があればガンバリマス!

応援していただいた女子高生の皆さんにも感謝です。

皆さんのお陰で頑張れました。

ありがとうございました(笑)
by hidehoken | 2008-07-07 11:39 | Comments(6)
Commented by べね1 at 2008-07-07 20:10 x
この前はどうも!
いつも楽しく読ましていただいてます。
一つ質問があるのですが、鹿肉の油は、部位によっては臭くないのですか、いつも私は有害の時期の鹿肉は、先輩方に油が臭いと教えられ、(猪よりと言うニュアンス?)何時も一所懸命外してます。
特別な処理方法があるのでしょうか?
また、有効な調理法があればお教え下さい。
お手数をお掛けしますが、なにとぞお願いいたします。
Commented by たいちょ~ at 2008-07-08 15:08 x
べね1さん いらっさ~い
先日はお疲れ様でした、来年こそは・・・です(笑)
基本的に鹿は肉も油も臭くありませんが、匂いの付きやすい部位ではあります。下処理をいかに素早く確実に行うかですね!完璧なら油も熱い内は美味いですし、今回はこの鹿の油をサラダ油の代わりにひいて焼肉にしました。サラダ油よりも風味が出て美味いですよ~(笑)
因みに鹿肉は味噌図漬けにして柔らかくしてから焼きました。こうすると女性や子供でも食べられます。

しかし、時期の鹿は匂いが出やすいのは事実です。でもほとんどの場合、匂いに元は血なんです!それが肉や油に付くと大変です。自分達は撃ったら極力5分以内に血抜きをします。15分以上置いたら臭くなりますから気を付けています。後は解体時に胃袋やションベン袋を破くと最悪ですが、以外に知られていないのは臭腺です。雄鹿は臭腺がありますので、避けて切らないとダメですよ~。

Commented by べね1 at 2008-07-08 23:20 x
丁寧な解説ありがとうごさいます。
臭腺、膀胱、などは理解していましたが、、、、、やはり血ですか、、、、、自分のところは川が無いので、ポリタンクに20ℓほど水を持って行ってますが、、やはり獲物の体温を下げる事が難しいみたいで、マグロの様にヘモグロビンの酸化で身焼けしてしまうのかなー?
今度巨大氷でたましてみます。
Commented by べん10 at 2008-07-08 23:58 x
いい大鹿ですね・・・。
うちでの鹿の解体法は、撃ったら即血抜き。
帰宅までまだ時間がある時は、川や雪で肉を冷やします。
で、ここが普通と違うのですが、うちでは鹿にしても猪にしても
数日吊るして熟成させてから解体します。
まあ、暑い時期なら無理だけど、冬場なら3日くらい熟成させ、肉から臭みがとれ、甘い匂いがする前くらいがいちばん美味いと思います。
スイカじゃないけど、毎日吊るした肉を叩いて、音を聞いて
熟成度を調べます。
Commented by たいちょ~ at 2008-07-09 11:08 x
べね1さん いらっさ~い
お互いに色々試して見ましょ~(笑)
鹿は熱を持つので重ねないように気をつけながら、林道では冷却できるように工夫しています。猟期中なら雪で中を冷やしながら血を吸わせて、血が出なくなるまで何度も交換して最後は雪も取り出して布を積めて持ち帰ります。それから日陰干しで一日熟成させて肉を殺してから解体すると最高なんですが・・・この時期は厳しいですね!
Commented by たいちょ~ at 2008-07-09 11:27 x
べん10さん いらっさ~い
3日ですか!?やはり気温が違うんですね~
自分達も冬場は1日寝かしますが、3日目には腐敗臭が出てしまいます。因みに北海道の知り合いは1週間も寝かすと言ってました・・・
この熟成度は自分はまだまだ経験不足で、良く解りません。
現在師匠に付いて勉強中です。師匠が何気にやっていることが結構肉質に差が付いてしまうんです・・・奥の深い世界です(泣)

何時の日か師匠を超える品質にする事を目標に頑張ります!