エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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19年度の思い出  その3

・・・つづき

ぜーぜーしながら何とか反対側へ来ました・・・

しかし、こんなに息を切らせて音を立てて走ってきては獲物はやってきません。この時点で谷を上がってこないのは確認済みです・・・つまり、植林の濃いこの先の下の中に息を潜めて居るのです。コレからが勝負です!

自分の位置を十分獲物に気づかせて置いて、その後は無音で行動します・・・素早く位置を変えてその先のくぼ地の上に来ました。ここなら少しは植林が薄く鹿が通れば見えるからです。
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そうなんです、先ほどの鹿から見え見えの行動は囮だったのです。この雪の中でも走りやすいコースに乗せてあるのです。

静かにくぼ地で待ちました・・無心になり草木に溶け込み、ゆっくりと撃つ準備を始めました・・・

パサッ 「えっ!」 突然やって来ました・・・「間に合わない!」

あっと言う間に下まで来ています・・・コースが予想と違います・・・
「遅れた!」  その時ですパサッ もう一頭来ました・・・!!

急いで一頭目に狙いを付けていた最中で二頭目に狙いを変えました。確実に一頭を仕留めるために一頭目のウツの中で木と木の間の少しでも広いところに狙いを付けて二頭目を待ったのです。植林の中ではボルトアクションのライフルは最低の銃です。自動銃なら連射で対応出来ますが、ボルトアクションではこの狭いくぼ地では一発勝負になってしまいます!

ですから、その一発を二頭目に掛けたのです!スコープ越しに待つこと数秒・・

「来い来い来た!!」 ド~ン!!
グシャッとその場で倒れこみました。「やった!!」

ついに植林の中を飛びぬけて行く鹿をライフルで撃ち取れたのです。うれし~皆からライフルでは無理だと言われた植林の中ですが、師匠は豊和30カービンでやっているので、自分も撃てるようになりたかったのです。射撃の先輩からも指導を受けて練習して来たのです。

嬉しい改心の一撃でした!!

急斜面をおり込むと姿が見えてきます・・・よくぞこの密集した植林の中で当たったものです。
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更におり込むと完全に息絶えているのが解りました。大事な銃が雪に被らないように銃袋にしまいました。
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嬉しさを噛み締めながら今のコースと撃ち獲ったタイミングのずれを忘れないように考えて居た時です。

パサッ 「えっ!?」 更にもう一頭降りてきました・・・ヾ(-_-;) オイオイ...

「銃をしまってしまったのに・・・」大急ぎで銃袋を剥いで装填!!

間に合うか!?

・・・つづく
by hidehoken | 2008-03-22 21:06 | Comments(2)
Commented by 変なおじさんハンター at 2008-03-25 10:53 x
たいちょ~さん。さすがですねぇ。
私なんか9粒でも外すというのに・・・・・(^^;)
射撃が下手な私は、ボルトは北海道のみと決めております。
そんなことから、本州で使うライフルはブローニングBARの自動銃です。
お師匠様の豊和30カービンは味のある良い銃ですよね。私もいずれ所持したいと考えております。
地元の猟仲間で豊和では飽き足らず、本家本元のM1カービンを所持している人がいますが、何せ作られてから50年以上が経過しているので、ライフリングもかなり磨耗しているのか、50メートルの射撃でもかなり散ばりますし、銃本体のガタも目立ち、作動不良も頻発するようです。
どうも本家のほうは、豊和より性能の面で劣るようです。


Commented by たいちょ~ at 2008-03-26 11:02 x
こういう場所ではショットガンには適いませんよね~
自分も三年前はブローニングの自動銃(重いヤツ)で1マガジン撃っても転がらない事がしばしばありました、ですから通常は00(ダブルオーバック)か000(トリプルオーバック)を使っています。しかし、忍び猟は時として200M以上の獲物を撃つ時も有るのでライフルを如何しても選んでしまい、植林を飛ばれて泣きを見るのです(泣)ですからライフルなら自動銃が内地では有利で師匠も推奨しています。しかし、体力の無い自分には3キロ越えの銃はキツク猟場を歩ききれないのです。モデルセブンなら本体重量は2.8キロで、この銃を持ってしまうと重い銃」が持てなくなってしまいました。ですから豊和は今一番欲しい銃です、コンディションの良い出所のハッキリしている銃を探しています。