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エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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最強のスナイパーライフルを目指して その5

・・・つづき

いよいよ組み上げです。

先ずは、20インチにしたステンレスバレル(243ウインチェスター)を専用工具に固定します。その時溝にグリスをうす~く塗っておくと良いですよ!今回は熱に強いモリブデングリスをかるーく吹き付けました。こうしておくと次回外しやすくなります。バイクなどの小さいネジでも同じです、固着を防ぎねじ山の保護にもなります。しかも外し安いからといって緩みやすくなる訳ではありません。適正トルクをかければシッカリと決まりますよ!
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次にフレームの取り付けです。最後に締め上げる前にリコイルラグの位置に注意!!ココだけは集中して正しい位置へ!この時の為に予め印を付けて置くと楽です。
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組み終わったらついでに引金調整しましょう。サコーはネジ一本で調整出来ますが、レミントンは3本もネジが有るので慣れるまでバランス取るのが難しいです。しかし、慣れてしまえば重さだけでなく切れ味等好みのセッティングが可能です。
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初めての人は、先ずは一つのネジごと調整しては戻して何の調整が出来るのか把握する事から始めましょう!慣れれば一度に全てのネジを調整しながら好みに出来ます。
今回は一都八県用の1.5kgから約1kgに落としました。引き代は射撃メインのサコーより若干多目にして有ります。環境の違う猟場でも、何時もの射撃の感覚で引金が落ちる様にセッティングします。自分の使う薄い手袋と、寒さによる感覚のズレを考慮してのセッティングです。
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次にストックの仮組み、もう一度銃身とストックのフィッティングをチェックします。今回はストックの剛性と銃身のフローティング化を一部取り入れた、ワンテンションタイプとしました。
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固定マガジンのフィッティングもしっかりやり直すと装填がスムーズになります。コレは去年調整済みです。
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組み付けるときは銃を立てて行うのが基本中の基本です。目的はリコイルラグのガタを無くして組むためです。上のネジから締めますが、締めすぎるとダメですよ!
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上を締め終わったら下の小さいネジを締めます、このネジは特にトルクの掛け過ぎに注意してください。
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完成です!!!ノーマルの銃身との違いは、少ないようで大きいです!
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バランスがイイ。

組みあがったら必ず作動チェックをします。
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まあまあかな?ボルトの動きがスムーズで気持ちが良いです。精密射撃をするにはまだまだイマイチの引金ですが、手袋越しではこんなもんでしょう。

簡単に書きましたが組み付けはこんな感じです。レミントンはノーマル状態だとゴミのような銃ですが、各所のフィッティングをしてあげればスムーズな操作が出来るようになりますし、引金もソコソコ好みに出来ます。更に社外パーツの多さも特筆物です、可愛がってあげればきっと貴方にとって好みの相棒になってくれる筈です。

女性も好みにカスタマイズ出来たらいいな・・・と思う今日この頃です。

     お わ り
by hidehoken | 2007-10-23 11:29