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エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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思えば遠くへ来たもんだ!?

JAFTA大会の次の日に自分は飛行機の中にいました・・・
仕事プラス取れなかった正月休みです。
空港に着くと一面銀世界・・はて、ここは何処でしょう?
ココは北の国です、まずはこの地で取引先に向かうのです。
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空港には既にお出迎えが・・射撃の世界では有名な元国体6年連続チャンピオンに猟友会の副会長さん達です。今日はみんなで宴会です。
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たらふく飲んで食ってホテルに行きました。もう食えませ~ん。
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旭川で最高クラスのホテルとのこと・・・更にバーで今後の打ち合わせ?をしました。久しぶりにリッチな気分を満喫させてもらいました。
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翌日はゆっくり朝食を取り更に北へ向かいます。最高の肉質の蝦夷鹿が生息していると言う、極寒の地へ向かいました。そこの鹿は食べ物が違う為2~3歳でも1歳並の柔らかさを保っていると言います。生息数は道東に比べるとかなり少ないようですが、そこの美味い蝦夷鹿を捕獲する為にこれからお客さんと一緒にハンティングの予定なのです。
密かに楽しみにしていたのですが、ゆっくり観光しながら向かいました。
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実は猟場に行ってもライフルが無いのです・・・天候不順で荷物が着いていないのです・・貨物船が着いてないどころかまだ出向してないとのこと・・結局ライフルを手に出来たのは翌々日の昼過ぎでした・・運良く一時的に吹雪も止まった時は少し山を歩きましたが、直に吹雪いてしまい鹿どころか前が見えません・・う~ん、透視能力が欲しいです!
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車も吹き溜まりにはまりスタックです。突風が吹いて寒くて居られません、そこで猟師(猟友会長)さんの家に非難して郷土料理をご馳走になりました。
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いや~美味かったです。ご馳走様でした!
なんて贅沢な素材なんだろうと思いました。

勝負は4日目に絞りますが、前日・前々日以上の猛吹雪・・ホワイトアウトです、全く前が見えません。現地のハンターの方に案内をしてもらっていたのですが結局、遭難されては困ると言われ本格的に山に入れませんでした。替わりに観光に変更・・鹿が見れなきゃ生アザラシです。
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ムチャクチャ寒いのにイカダの上でゴロゴロして居ます・・可愛いですが漁師の敵で駆除の対称だそうです。手に付くと洗剤でも落ちないスゴイ脂身が10センチ位有るとの事、この程度の寒さでは余裕で昼寝してました・・。
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面白かったし、食事も楽しめましたがザンネンな結果になってしまいました。
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こんなのとも勝負したかったのですが、矢を掛けるどころか獲物を見ることも出来ませんでした・・
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流しをしようにも急な雪で除雪が間に合わず山の入り口しか入れませんでした。
カンジキを購入して山に入っても、チョット歩いただけで膝どころか腰までもぐってしまう事も有りました・・無謀にも「本命の山に行きたいから、スキーを貸して欲しい」と頼んだのですが、そこは笹に雪が被ったばかりなのでスキーでも危険とのこと。ハマッタら最後、遭難してしまう状況で行かせてもらえませんでした。現地のハンターも危険を冒して山にははいりません、天候が快復すれば安全な猟場にいくらでも獲物が出てくるからとのこと・・・因みに地元のハンターは天候不順で出猟してる人は居ませんでした。遭難しても助けに行けないと言われ、ザンネンですが諦めました。

しかしながら、現地で指折りの猟師(会長・副会長)さん達と一緒に居た時間が多く、装備を初め流しで撃つ場所や獲物の溜まる場所、忍び(正確には追い猟)を掛ける山や秘密の本体の群れが寝る場所も教えてもらいました。更に銃の種類や弾や弾頭など大変参考になる話を聞けました。
肉質にこだわるミートハンターは噂通り通常のマグナムは使っていませんでした。初めはフルパワーで使用していたらしいのですが、今は初速を落とし弾頭も吟味して肉荒れを最小限にしながらも走られた時のストッピングパワーを確保する弾作りをしていましたし、猟の仕方も色々で林に入るときはオートを持って行きたいと言ってたのも印象的でした。更に最近は肉荒れの少ない243winを使い始め、相方も欲しがっていました。総合すると今内地でやっている忍び猟と重なる所が思った以上に多く、忍びに関しては自分たちの猟場より近距離で撃っていたりしています。しかし、とんでもなく遠くから銃を固定してバーミンターで狙撃したりと、内地では有り得ない距離で勝負する事も可能とのこと・・・色々な話を複数の方から現場で話を聞けたので良かったです。

獲物が薄いといってもとても恵まれた環境で、天候さえ良ければショットガンでも勝負できる場所もあり、ライフルでのロングレンジも出来、流し猟から忍び猟まで楽しめる猟場でした。間違いなく初心者からベテランまで楽しめる猟場でしょう!また、案内を頼んだ方も流しだけでなく、スキーによる忍びをメインにしている方だったので話もあいました。このまま雪が降り積もった後の天候が良い日なら、複数で同時に忍びを掛けたら最高だったとおもいます。

あと、1日あれば天候が回復するのに・・・
しかし、仕事が入っているため帰路に付きました。まあこんな時も有るさ、所詮人間なんて自然の力の前ではちっぽけな存在です。そんな事を痛感した北海道でした。次回来た時の下調べと思えば最高の案内をしていただきました。


関係者の皆さんお疲れ様でした。大変お世話になりました。

何時の日かまたココに来たいと思います。その時はまたお願い致します!!
by hidehoken | 2007-01-16 14:27