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エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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忍び猟専用銃・・

男の物欲はキリが無い・・・
でも、欲しい銃を買うお金があれば仕事に使いたい・・・

しかーし、今の銃には不満が有るのです。

特に一昨年その性能に惚れ込んだ モデルセブン が気に入らないのです。

日本で所持できる最小のボルトアクションは木々の間を楽々潜りぬけ、オールステンレスで雪濡れにも強く気にせず忍び寄り、音も無く装填して獲物を狙う・・・100m以内なら外す気がしなかったお気に入りの銃でした・・

それが昨年は山も変わり勝負する場所も変わってしまい、撃つ距離が大幅に伸びてしまったのです。ブッシュガンと言われるモデルセブンには近距離用のドットがついてます。長距離の精密射撃は向きません・・連射もオートの様にはスムーズに行きません、機関部のバリ取りしても良くなりませんでした。また細い銃身の為、ワンテンションタイプのストックもイマイチです。気温が大幅に変わるとそのテンションの強さが変わってしまうのです・・お陰ですっかり主役をブローニングBARに持ってかれてしまったのです・・・それとて完璧ではありませんが・・。

しかし、新たな銃の購入はまだ早い!まだやれる事が有ります!出来れば軽量のモデルセブンで最大200m先を走ってる鹿を転がしてやりたいのです。今の銃と腕ではかなり厳しいのですが・・。

重いサコーなら十分精度は有りますが、出来れば30-06は肉が痛むので使いたくありません。それに重すぎです。忍んで歩きにくいのです・・

やはり、モデルセブンをカスタマイズするのが良さそうです。
忍び猟専用銃・・_e0056797_1272376.jpg

昨年は至近距離想定してドットを乗せて練習したのですが・・・

まず、そのドットを外して以前の リューポルドVX-Ⅲ 
1.75~6倍のスコープを乗せました。

次に、ストックを外して銃身との接点を削り完全にフローティング化します。これにより極細の銃身ですから最小グルーピングは悪くなると思いますが、全体の集団率は安定はするはずです。

次はフィーディング加工です、去年はいくらバリ取りしてもスムーズに弾が薬室に装填されなかったのですが、この一年で自分もノウハウが付いてます。正確に問題点を見つけてヤスリをあてます・・

さらに引金調整です、これも以前とはノウハウが違います。軽さも大切ですが切れはもっと大切です、ジュールのトリッガーを超えることが目標です。

夜中にシコシコやってみました・・・結果です。

自分でもビックリ!物凄くスムーズにボルトが動き装填できます・・今度はボルトの長さが気になるほどスムーズになりました。

更に引金もGoodです。サコーと違い調整ネジが3つもあるので微調整がうまく行かなかったのですが、構造さえ解れば逆に自分好みにいくらでもフィーリングを変えられます。もうジュールも要りません、十分です!

そしてココで秘密兵器の登場です。
忍び猟専用銃・・_e0056797_1322312.jpg

ガンショーのお土産のバレルバランサーです。
これで、銃身の振動を抑制してやれば当たるようになるかもしれません!?

うーん、早く撃ちに行きたいなーー

でも、あと1万円ほど掛ければ更に5つのアイデアを試せます。
忍び用のスナイパーライフルになるか解りませんが、そこまでやってダメなら諦めもつきます。あとは練習しだいです。

山が今年はどう変わるか解りません。その上、相手も学習して行きます。ですからオフシーズン中に先猟期の失敗を少しでも克服しておかないといけないのです。野生動物と自然を相手にするのですから・・・
by hidehoken | 2006-06-01 09:25