エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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忍び猟を思い出しながら・・・

今日、山のお師匠様と話をしたら急に忍び猟をしたくなりました・・

朝、車から降りて冷たい空気を吸うと気持ちか高ぶり体が熱くなる瞬間も好きですが、写真のような雪の天城山中で鹿の痕跡を見つけた時の緊張感はたまりません。
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そして、苦労して鹿との距離をつめ勝負に出ます。
その緊張感はピークに達しオシッコをチビリそうになります。
何時間も掛けて追い詰めてもチャンスは僅か数秒間です・・オフシーズンに練習しまくった射撃技術の結果がすべてこの数秒の為にあります・・
凍りつく寒さの中で冷えた指先に神経を集中します・・

「 ダ~ン 」 と腹に響く轟音と反動・・崩れる獲物・・・
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仕留めた瞬間に「勝った!」と思う喜びと勝負してくれた獲物が息絶えた悲しさが交差します・・

山の神に感謝して供養をすると、つぎは大変な引き出し作業です。
行きの何倍も体力を使って引きずります。途中投げ出したくなることは一度や二度ではありません。しかし、生き物を粗末にすることは出来ません。だれも助けは来ない単独猟では、一人で獲物を引っ張っていると自然と一体になり気持ちが強く逞しくなっていくのを感じます。下界でのイザコザや人間関係など大自然の中では小さなもの・・自分も大きな山の中ではちっぽけな存在でしかありません。言葉や屁理屈言っても通用しません、頼りになるのはどんなに頼りなくても自分だけです。必死になって、ヘロヘロになりながら引き出します。

もし息子が出来たら・・必ずこの感動を体験させたいと思います・・。
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by Hidehoken | 2006-05-15 22:09 | Comments(3)
Commented by hototo-gisu at 2006-05-16 12:21
>自然と一体になり気持ちが強く逞しくなっていくのを感じます
猟が好きなのは、実は、「自然との一体感」を味わえるから・・・というのが
一番の理由かも知れません。
子供の頃から、自然の中で遊んでいると、えもいわれぬ幸福な気持ちに
なりました。
猟犬と一緒にキジを追っている時の心の充実感は忘れられません。

私は気が小さいので、グループ猟だと、(迷惑をかけていないか?)とか
余計なことを考えてしまいます。
"忍び猟"は、獲物とも1対1ですし、猟に集中出来て素晴らしいですね。
引き出し作業・・・さぞ、大変だろうとお察し致します。
谷底の鹿は、狙いたくないですねっ(笑)
Commented by ロシコ at 2006-05-16 16:58 x
し、鹿だ!!
臨場感あふれますね。うん。やっぱり自然はいいなと思う。都会もダイスキな私だけど、生活するのも子供を育てるのもやっぱり自然があるところがいいなって思います。
うちの息子は山があって海があって・・それが当たり前だと思っているので「自然っていいな」と感じることは無いかもしれませんが。

鹿、重たいんでしょうね。こんな山の中に鹿とマンツーマン。心細くなったりはしないのでしょうか。未知の世界。きっと自分で獲ったら益々おいしいんでしょうね。


Commented by たいちょ~  at 2006-05-17 00:57 x
hotoさん いらっしゃ~い
おっしゃる通り「自然との一体感」は最高です、止められません!!

我がグループでは、初心者の場合はベテランがサポートに回るので大丈夫です。いっぱい失敗して経験を積みましょう!ただし酒の摘みにされますが・・グループ猟は楽しむのが第一です。
忍びの鴨猟とかは手軽で気楽で面白いのでお勧めです。しかし、雪山の大物猟は自分の限界への挑戦です、お勧めは出来ませーん。今の所は気力・体力ともにギリギリの所で行っていてまだ余裕が有りません。しかも、谷底に鹿と一緒に落ちた時は死ぬかと思いましたよ・・・

ロシさん いらっしゃ~い
自然はいいよ!でも危険もいっぱいです。

ついでに鹿は一人だとえらく重いです・・途方にくれ心細くなったりもしますが、しばらくすると何とかしてその状況を乗り切ろうと考えが変わります。たとえ間違っていても自分を信じて頑張るしかないのです・・・苦労して獲った獲物は下手糞な味付けでも美味いです。