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エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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オートライフルの可能性!?

前回の試し撃ちでブローニングBAR−Ⅱサファリの新たな可能性を見つけたのです。

しかし、射撃には1.75~5倍のスコープでは流石に倍率が低すぎます。
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だからと言って、射撃用の高倍率を付けると実猟で勝負になりません。

そこで、何とか忍び猟にも使える範囲で倍率アップすることにしました。

スコープはリュウポルドVX−Ⅱ3〜9倍率のAO付きです。
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ワンタッチで着脱できるスコープマウントにより、状況に応じてオープンサイトの使用も考え若干バージョンアップしました。
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以前オープンサイトでの大会に使用していた細身の光るサイトです。

BOSSも弾頭重量に合わせてセッティング済みです。

引き金も計りで何度も計測したところ、平均1.6キログラムでした。
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スバラシイのは、そのバラつきです。オートの引き金は構造上どうしてもバラつきが大きいのです。数あるオートライフルやスラッグ銃の中ではかなり引き味の良いブローニングの引き金ですが、計ってみるとノーマルでは200gほどバラついていたのです。今回は100g以下のバラつきです。まだまだですが、ボルトアクションの引き金に一歩近づきました。

一般的にオートのライフルがボルトアクションに適わないのは銃身のフローティングの事をよく言われますが、自分は引き金の切れの悪さとバラつきが大きな原因と思っています。ですから大会でボルトアクションを相手に勝負するなら、引き金の重さを軽くするだけではボルトアクションには適わないのです。

しかし、このカスタマイズしたBARの引き金は、へたなボルトアクションより良い引き味です(祝)

あとは、この銃で勝負するならこのパットを交換したいですね・・・
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後は細かなベント調整も必要です。

仮にこの銃で大会に出なくなっても撃ちなれることで実猟で有利になるので手間と時間を掛けても損は在りません。

そんなこんなで完成です。
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射撃にはまだまだ中途半端ですが、現段階ではここまでです。

射撃及び、鹿のヘッドショット用の弾も完成しました。
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弾頭は小動物をハンティングするために製造されているバーミント用の命中精度の高いものです。
重量は反動軽減目的で110GRです。

早速実射です。

先ずは3発で大体のサイト調整をして、実猟を意識したワンポイント委託(JAFTA大会の撃ち方で引き金の前にワンポイントだけ委託させ、その他はリアレストはおろかイスの使用も禁止です。)で3発撃ってみました。

レミントンのモデルセブンの様な細身の銃身のハンティングライフルは、銃身の冷えている始めの3発は良く当たるのですがその後は散りだします。でも大会では10発撃ちですからその後当たるかの方が自分は重要だと考えて居るのです。

銃身を冷やさずに5・6・7発目を撃った結果です。
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温まった銃身でワンポイント委託でしかもスコープもたった9倍での射撃です。

センター間センターで計測して6mmでした、今のセッティングとしては十分です。
もちろん、大きなスコープとリアレスト使用で撃てばもっとグルーピングは小さくなるでしょう。
100mに換算すると1/2インチ以下と言う事になります。
此れなら何とか10発撃ちでもソコソコノ点数が出るかも知れません。

次にスコープを外してオープンサイトで撃ってみました。
ほぼサイトは調整済みなのでスタンディングで数発・・
50mでこぶしサイズになりました。これなら実猟で結構使えますネ!

さて、問題はこれからです。一休みしてスコープを装着。

真夏の大会を意識して、わざと銃身の暖かい状況でスタンディングで10発

初弾は・・・10点

次弾は・・・9点  

3発目は・・・8点 ここまではサコーのボルトアクションより良いぞ!

次も8点?もう陽炎がたってよく見えないのです・・。

更に撃ち込むと、陽炎でまともに的が見えなくなりました。

ゆらゆらする中、感でそのまま撃った結果です。
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後半は六時の方向の7点圏に集中していました。

陽炎による着弾点のズレ、反動によるフリンチィングも多少あるかもしれません。

重い銃でオートのBOSS付きなので、同じ308winでもモデルセブンよりは遥かに反動が軽く、楽に撃てるいのです。が、6mmPPCの反動と比べるとまだ大きいのです。

結果は残念賞の80点(泣)

サコーのボルトアクションで当たらないと思った前回で82点ですからダメですね。

50mなら90点台は欲しいです。

3ヵ月後の真夏の大会では陽炎対策は必須です。

この銃の泣き所がハッキリしました。

銃身の熱容量の少なさです。

さて、どうしようかな・・・・
by hidehoken | 2010-04-20 11:20 | 実銃、射撃練習、射撃大会