エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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射撃と実猟を考える

女子高生の皆さんこんにちは、久々に時間が出来ました。

ここ最近思うんです、射撃と実猟・・・・

思えば随分色々な銃を撃ってきたな~

そして、長年において猟友会の大会に積極的に参加してきました。
国内最大級の大会である一都八県RS大会を目指してやってきたとも言えます。
多くの先輩方のアドバイスにより団体優勝、更には個人優勝もさせて頂き、本当によい経験をさせて頂きました。
昨年は世界的も認められている実践的なランニングターゲットの世界に足を踏み入れて、猟友会の大会よりも優先して活動しました。初年度ながら全日本の選抜となり、日本選手権において優勝者とわずか7点差の4位にまで成長しました。今の自分にとって最も実猟に近く練習になるのがランニングターゲットでしたからこの移動的だけで千数百発撃ち込んだのです。

このまま、猟友会は卒業して本気でランニングターゲット射撃の道を進もうか!?悩みました。更に練習を重ね射撃専用の22LRかエアライフルを持つことで、日本代表にまでがんばれば世界選手権も見えてくるのがランニングターゲットの世界だからです。

実は結構真剣に悩んだのです(笑)

更に改正銃刀法の関係もあって、銃も今後を見据えて入れ替えを検討し、ライフル2丁、空気銃1丁の3丁を一気に入れ替えたのです。その甲斐あってか段級審査も今年余裕で1級の基準を超え、初段を受けるように言われました。実はランニングターゲット部会では日本ライフル協会と同じく5級以上から推薦銃を持つことが可能です。実に、センターファイヤライフル2丁、リムファイヤライフル2丁の計4丁まで推薦を受ける資格を得るのです。

さて、すべて条件がそろったのですが、また悩みです・・・。

今までの300点以下で優勝を争う大会や練習は実猟に大変プラスになってたのですが、これから先は実猟を意識した射撃では勝負にならないと感じたからです。これはどの世界でも同じなんだな・・・っとチョット残念ですが、現実は甘くなく大会に勝つことだけを考えて戦う必要があるのです。

どういうことかと言いますと、専用のスコープ(ダブルポシト)を初め専用銃・スリーブやバランサー・射撃コート等、どんどん実猟と掛け離れていくのです。

これはクレー射撃でも同じですよね、初心者教習で25枚中23枚あたったトラップ専用銃に対して、実猟で有利な軽量の単身スラッグ銃身のレピーター・・・もっと練習してもそこまで当てる自信はありません。スラッグ銃身での射撃は実猟の練習には成りますし結構面白いのですが、大会を目指すなら専用銃には適わないのです。

日本ライフル協会に所属して、エアライフルを撃っていた時もそうでした。10代のころ毎週の如く実戦を意識してコート無し、オフハンド(銃を腰で支えない撃ち方)でがんばるも、4級位までは余裕でしたが遂に1級の壁すら突破できませんでした。当時の国体の選手は5段前後でしたから全く勝負になりません。最も歴史の古い固定標的競技では射撃コートを初め、スイング等の補助具無しでは大会は無理でしょう。

歴史の浅いランニングターゲット部会はまだ成長段階にあり随分実猟の練習になりましたが、昨年だけで一気にレベルが上がり、今年は300点以上でなければ優勝争いは出来ないと言われています。ここから先に行くには実猟を捨てなければ勝てそうにありません。

自分の目指す所は何処なのか!?実猟の為の射撃ではなかったのか?
時間があれば実猟だけでなく射撃で優勝争いを続けたいです・・・正直今までは山よりも射撃技術と銃と装弾に重点を置きやってきました。

しかし、山では擦れた鹿が多くなり、一般の猟師は無論、選抜された射撃技術を持つ隊員でも鹿に勝てなくなってきました。射撃技術のUPや維持は当然ですが今以上に山の技術を習得する必要が出てきたのです。

目指す基準は師匠の鹿マタギの世界です。


勢子をやることで、撃ち手のみの時よりも10倍以上山を覚え、殆どのウツ・寝場・山の形状・植物の状況を把握したことで師匠のように獲物がどこを通って何処に逃げるのか理解できるようになりました。撃ち手だけだった時の実に20倍位の知識と経験も積ませて頂きました。個人成績では県猟の一斉捕獲の平均捕獲率の8倍から最大20倍の捕獲をして一端の大物猟師と勘違いしていました。

その域になってやっと「山を知るのが第一」と言う師匠の口癖を理解しました。射撃よりも山、銃や装弾よりも山の研究の方が大切という深い意味に気づいたのです。

まだまだ師匠の属する鹿マタギの世界ではやっと初心者です。

今年は初心に帰り、山で別次元の知識を得るよう努力します。
師匠も61歳になり、あと良いとこ5年と事あるごとに言われました。
そのたびに「80歳まで頑張って下さい」と笑って言っていましたが意味が違っていたようです。
山を歩いて(走って?)教えられるタイムリミットが良くて5年と言う意味だったのですね・・・

そこに気づいた自分が今なにをすべきか!?

大量の賞状・トロフィー・メダル等、山で必要な射撃技術はすでに十分だと言われました。しかし、山の知識はマタギレベルで見られると初心者です。後輩も育ち各地で代表になってきましたのでそろそろ席をゆずり、ロウソクの火のように消える寸前のマタギの技術や考え方・山での高い知識・野生動物の生態学等の門外不出の伝統技術の伝承をすべきなのではないか!?と感じるのです。

そして今、大会で元気に撃っている若い世代の後輩達にマタギの知識・技術・伝統を伝えるのが自分の役目に思うのです。

正直、まだまだ大会で暴れたいのですが二兎追うだけの時間は無いようです。

今まで射撃大会を応援していただいた、女子高生の皆さんをはじめ多くの先輩方に感謝し今年はマタギの伝統技術習得を最優先させて頂きたいと思います。

マタギとしての本格修行の応援をよろしくお願い致しま~す。
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by hidehoken | 2011-06-14 12:35 | 実銃、射撃練習、射撃大会 | Comments(8)

スライドアクションライフルの考察

初めて使ったスライドアクションライフル レミントン M7600 
初日に忍びで1頭、巻き猟で2頭の計3頭捕獲は以前書いたとおりです。
思った以上に相性が良いものの、若干苦手な所も発見

改めて細部を見てみましょう!
適合弾は243ウィンチェスター のシンセティックストックモデルです。
銃身長は20インチに切り詰めてあります。
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6mmだとスタンダート銃身でも実猟には十二分な肉厚に感じます。

スコープはリューポルドの1.5~5倍のVX-Ⅲ
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150m以内の走っている鹿に対応してのスコープセッティングです。

スコープ付きの重量を量ってみました。
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う~ん ビミョ~
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3.65kgでした。

軽量スコープとマウント類で約350gとすると、銃本体の重さは約3.25kgとなります。スチールフレームの銃としては軽量ですね。ブローニング BAR-Ⅱライトウエイトやショートトラック、べネリ アルゴ、ミニ13が実測で約3.2kgでしたから同等の重量と言うことになります。

カタログデーターでは3.4kgになっていますが、銃身を4インチ切り詰めた効果と思われます。現代の軽量銃と肩を並べる軽さですが、レミントン モデルセブンは2.85kgなのでこれと比べると重いですね。

とりあえず、実戦で経験を積みました。
あれから約1ヶ月使用した結果です。

まず忍びで一頭追加
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三枚に一発

更に忍びで一頭追加
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距離40mヘッドショット

更に忍びで一頭追加
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距離80mで一発、随分慣れてこの距離なら外す気が無くなりました。

その後、合同捕獲で6頭追加、内2頭ヘッドショット
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これは85m位です、このスコープではこの距離がヘッドショットの限界ですね。シッティングで撃ちました。

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こちらは40mでスタンディングでのヘッドショットです。

この2頭は100mチョットでどちらも三枚に一発
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その他、150m前後で2頭追加
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スコープもそうですが、精度的にこの当たりがこの銃の限界ですね!三枚を狙うも若干狙ったところと違いました。

辛うじてバイタルゾーンを撃ち抜いてましたが、40mほど走っています。初速を3200ft/sまで上げたスペシャル弾のおかげでこの程度ですが、以前の初速3000ft/s仕様では50m以上走られたと思います。
山の中で落ち葉の多い季節ですと足跡を追いにくい為、初速を上げたのですが、せっかく6mmの軽い反動が結構きつくなり、連射には不向きですね・・・また藪撃ちようのラウンドノーズを使っているのに、小枝や笹に弱くなってしまいました。この一ヶ月の間に忍びで2頭逃がしましたが両方とも小枝越しに撃ったもので、以前の初速を抑えた時は十分捕獲できていました。弾も一長一短ですね(笑)

結局この一ヶ月ほどで13頭捕獲し、スライドアクションライフルの良し悪しが解ってきました。

まず気になる精度ですが、先輩の言うように150mまでの銃と思いました。ちなみにこの低倍率のスコープでもボルトアクション(モデルセブン)では200mまでキッチリ撃てましたし、1.75~6倍のスコープの時は250mでも十分狙ったところに着弾してました。しかしスライドアクションライフルでは、今の技量で自信をもって撃てるのは150mという事です。仮に同様のもう少し倍率の高いスコープにしても変わらないと思いました。
因みにブローニングのBAR-Ⅱならそのスコープで200mでも仕留める自信があります。ですから今まで所持したライフルでは最低の精度となります。

しかし、面白いことに100m以内では獲物には当てやすい銃です。精度が悪い割りにヘッドショットが多いのも特徴で、ボルトアクションと違って外した後のフォローショットが早いため撃つ機会が多くなったからです。

また構造上、チャンバーは空にしていて勢子をしていても、とっさの時にスライドのワンアクションで実包を装填して撃てるのも良いですね、わずか1秒ほどですが自動銃やボルトアクションよりも余裕が出来て捕獲率アップに繋がりました。事実初日の巻き猟での2頭は安全確保のためチャンバーに弾を入れてない状況下での捕獲です。

では精度が悪くても実猟ならパーフェクトか!?と言うとそうでもありません。
以前BAR-Ⅱで一日に5頭捕獲した時がありましたが、同じ状況に置き換えたときに同数を獲る自信が無いからです。どう言う事かといいますと、確かにワンアクションで連射可能なのですが、自動銃の様な速射が出来ないからです。具体的には2頭鹿がすっ飛んで着た時に、ブローニングのサファリBOSS付きでは素早くダブルタップ&コントロールペアーズ(照準を変えての2連射)で何とか捕獲できた同様の状況では一頭しか捕獲できなかったからです。

まだ慣れてないのかも知れませんが、思った以上に速射は利きません。通常使われるようにド~ン ド~ンと撃つのは問題ないのですが、ドド~ンと速射が出来ないのです。これは操作を早くしても駄目でしょう、反動がキツク銃身が跳ね上がるからです。自動銃のように反動が軽くならないのです。ボルト同様に鋭い反動が来ますので、照準が大きくずれてしまうのです。

銃は実際に撃って見なくては解らないことが多いです。予想以上の反動に、今後は初速を落とした反動の軽い弾にする予定です。少しぐらい走られても軽い反動の方が捕獲率が上がると判断したからです。同時に師匠が30カービンで殆ど威力不足を感じないと言っていた意味が解りました。射撃大会だけでなく実猟でも撃ち易さは目的の対象物に正確にあてる上で重要な要素なのを痛感しました。もっとも今でこそ一発でクリーンキルしてますが以前は腹を撃つ名人でしたので銃や弾よりも山での経験が最重要なのは言うまでもありません。


色々書きましたがスライドアクションのライフル銃はショットガン同様 撃ち手を選びますが、なかなか面白い銃です。まだまだ可能性のある銃だと思います、しばらくは使いこなすためにも駆除のメインウエポンになりそうです。

アホ猫のモンジも気に入ったようです・・・
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んっ!?スコープに乗ってる!


おら~ どかんかこのボケ!!ブンッ 


ぴよ~ん にゃ~ ガブッ!!

お後が宜しいようで・・・お・わ・り
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by hidehoken | 2011-06-02 10:19 | 実銃、射撃練習、射撃大会 | Comments(3)