エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

ブログトップ

<   2007年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

燃え尽きました・・番外編  その1

いや~ アホタレのサハラが一気に猟犬へ変貌し満足です。もう、自信を持って犬掛けが出来ます。獲物も沢山獲れたので最終日は来期の為の試みです。

まずは、待ちに待った師匠と二人での忍び猟です。別々に山に忍びを掛けながら、最終目的地で合流すると言う段取りになりました。かつて我が師匠が修行中の時に師匠の師匠と山に入って行っていたと言うやり方に近いのです。自分がどれだけ成長したか、見せられます。巻き猟も新しい所で挑戦します。新しい猟場の開拓の為です。そして早仕舞いの予定です。

さて、朝です。師匠に無線を打ち山に入りました。
何時もよりも時間がかなり早いです・・ピ~ 警戒音です。

「やばっ 近くに居る・・」

そっと植林を抜けると、上でカサカサ微かに笹の擦れる音がします。
なかなか上手く行かないモンです。左に逃げる得意なコースの手前です。
「今日はココでは撃たないつもりだったのに・・・」「どうしようかな?」
閃きました・・「実験で右に飛ばしてみようかな?」

普段逃げるコースと逆に獲物を誘導できるか実験して見ました。
慎重に獲物との距離を考えてコースを変えて山を登りました。

ピ~ピ~ メス鹿の警戒音です・・走ったか?

急いで黒っ木を抜けると目の前をメス鹿が右へ横切ります・・
「やっぱりか!」 終猟日に又一つルートを開拓できました。
一瞬銃を構えますが、まだ日の出までちょっと時間があるはずです。
そのメス鹿を見送り草の中にしゃがんで居ると、続いて子鹿が姿を現し後を追います・・これも見送ります・・・そのまま木化けしていると、違うラインからもう一頭メス鹿が現われました・・息を殺して気配を消していると、その鹿は他の鹿の後は追わずに上に暫く登ると見晴らしの良い草の中に身を隠したのが解りました・・・「ゲゲッ あそこに寝る気か!?」
オス鹿みたいに、左右どちらにも逃げれる場所にしゃがんでいます。

しばらく身を潜めて考えました・・
「ここなら音を出しても本命の所には響かないはず・・」
そろそろ日の出時間です、回りは十分明るくなりました。
「どうやって撃ち獲ろう?」撃たないつもりが、あのしゃがんだヤツなら撃つ価値があります。銃を倒木に委託してしゃがんだ所に狙いを付け、秘伝の技で誘います・・・難しい撃ち方です。勝負は一瞬です、どうだ? ド~ン! いつもなら はずれ~ と成るのですが、獲物が逃げません・・良く分かりませんが、当たった様ですね。10回に一回ぐらいは上手く行く事もあるんです。近づくとネックに綺麗に決まってました!

おお~ 肩口を狙ったのに・・「ラッキ~」思わず声が出ちゃいました。

急いでまぐれ当たりの獲物の前処理をして、山の神に感謝して目印のタオルを木に巻きつけます。「ヨシ!土産は出来た」「ならば、自分が囮になってもイイかな?」そんな事を考えながら師匠と落ち合う山を目指しました。初めての挟み撃ちです。


・・・・つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-27 09:42 | Comments(0)

燃え尽きました・・  その5

・・・つづき

「サラッ来い!」相棒のアホ犬を呼んでマーカー(発信機)を付けます。前日の他のグループの動きや自分が伝えた朝一の獲物の動きを元に師匠は思ったよりも奥に群れていると読んだのです。まずは一番ヤバイウツに先発隊を向かわせました。思ったより時間が掛かりましたが、やっと配置に付いたようです。今度は沢待ち部隊と自分たち犬掛が配置に向かいます。先発隊と寝場の対角に近づいた時点で無線を打ちます「もう、獲物が気取るかもしれないのでショロ抜けに気を付けてくださ~い」

ダ~ン ダ~ン 早くも鳴り出しました。位置的に、またしても新人さんのウツに掛かったようです!無線が入ります「行っちゃいました~」だはは外したかな?「戻りましたー」おっ随分解って来ましたねー、遠くでも撃ち蚊帳の外に出さないようにする教えを守ったようです。彼は今猟期は随分と悔しい思いをした筈です、しかしそれが来猟期に生きるのです。(次回は皆の外しまくりの番外編予定です、お楽しみに・・)

逃げた反対側には伴さんと怖い紀州犬が手薬煉引いて待ち構えてます。沢待ちも配置に付きました。「ヨシ!」出番です!伴さんの無線と同時にサラのリードを外します、「サラッ行け!」犬掛けが別々の場所から入りました。

伴さんが叫びます「モモ(紀州)が走ったから気を付けてよー」サラの動きも活発になります、走って捜索を始めました。自分は笹の中を下りながら、今度は右に向きを変えて誘導します。遠くで銃声がしました タ~ン タ~ン タ~ン きっとモモが追った獲物でしょう、撃ち取ったのでしょうか?今度は「ダイ(紀州)も走ったぞ、下の衆気を付けてよ」 暫くすると無線で何か言っています。既に自分の位置からは奥の先発隊の無線は取れませんが、どうも獲物が転がったようです・・・こちらももう少しで前回サハラが掛かった場所です。前回は残念ながら自分の目の前を獲物が飛んだのに撃てませんでした・・サラが起こし鳴きする前に獲物が飛んだのです、せっかく自分の所に追ってきてくれたのに完全に撃ち遅れでした。ショットガンなのに当たらなかったのです・・「くやしー」追った獲物を親父が撃ってあげて褒めてあげれば最高に犬が良くなると師匠は言います。もし、今回も追ってきてくれたら外す訳にはいきません。せっかく親父に獲物を持っていっても外しまくりでは犬のヤル気が落ちてしまいます。今回の銃は朝一忍びで使ったモデルセブンです。ハッキリ言ってライフルでは不利な場所です、但しスコープの倍率は1.5倍に落としバイポットも外して軽量化して有ります。こうするとモデルセブンは先軽な為、ライフルにしては珍しく素早く動く獲物を追いやすいのです。

サハラが完全に居なくなりました、無線を撃ちます「サラが居なくなったよー沢待ちの人気を付けてヨ」自分は沢の上の笹っぱと黒っ木の混ざった中でサハラの居なくなった上方に集中しました。パサッ 「ん、サハラか?」そっと安全装置を外しました・・カサカサ・・鹿です、でもココで動いてはいけません。目だけ動かして集中します・・ガサッ 「来た!」 木々の間をチラチラ見え初めました・・此方に来ます・・スッと音も無く銃口を向けます、ヒヨ撃ちで長年鍛えた獲物から見えない銃口の振り方です。1.5倍のスコープを両目照準で視界を広げて獲物を狙います、木々の隙間の広い所を探す為です。「チャンス!」 ド~ン 止まりません・・肩付けはしたまま衝撃を逃がしながらもその反動でボルトを素早く操作して次弾を詰めます(ボルトアクションで最も早い装填方法)・・自分の真下に来ました・・ ド~ン・・まだ止まりません・・サラも鹿に負けない速さで追っています、早い!鹿との距離も10mと離れていません。ヘラを反す前にもう一発 ド~ン 行っちゃいました・・「ダメか?」最後は外した気もしますが、先に撃ったのは当たった気がします。直に無線を撃ちます「沢へ落ちたよー頼むよー」 自分も後を追います・・ ワオーワンワン ワンワン サラの鳴き声です・・「沢止めしてるかも・・撃ってやってー」と無線を撃ち後を追います。ヘラを越えても居ません、既に心臓はバクバクしていますが先を急ぎます。もう一つヘラを越える頃にはサラの鳴き声が止まります・・「ヤバイ、逃げられたか?」更にヘラを越えるとサハラが下から姿を現しこちらを向いて自分を待っています・・?? 「サラッ何処だ?」声を掛けると下に行き見えなくなります・・足も限界でガクガクしていますが急いで後を追うと・・
e0056797_1345682.jpg
獲物です。まだ息が有ります。
e0056797_1342237.jpg
サハラ対鹿、物凄い剣幕で咬みに行きます・・ウーウー唸ってます。
e0056797_1354882.jpg
サハラの為にチョットだけ咬ませてあげる事にしました。
e0056797_13192214.jpg
「ヨーシ、ヨシよくやった!」
もみくちゃになるまでタップリと褒めてあげました。

感動です・・猟犬サハラの完成を感じました。

運良くサハラの追った獲物を撃ち獲れました。トンコロには出来ませんでしたが、あの早い速度の鹿なら上出来です。ボルトアクションライフルのモデルセブンも体に馴染んで来たのを感じます。気が付けば通算20頭目の獲物でした。(クラブとしては55頭目の獲物です)11月18日以降は全く当たらず12月29日まで実に一ヵ月半近くも獲れない時も有りました。師匠を初め多くの仲間に支えられて獲れなくても獲れなくてもサハラと山に入ったのを思い出します・・犬を使う猟は当初邪道だと思っていましたが、犬(動物)とのコミニケーションを初め、苦労の末に共同で大きな獲物を捕獲する巻き猟も奥の深い世界です。

ブログでは獲った話が多かったけれど、逃がした数はその倍は居るのです。
今回の巻き猟は、一生の思い出に残ると思いました。

犬と人間の共同作業、犬は主人に忠実に仕事をこなします。鹿も追い詰められると角を振り危険です、それでも犬は主人の為に命がけで戦います。中には傷つく猟犬もいます・・主人も犬の安全を第一に体力の限界を超えて駆け寄り仕留めます。趣味と言うほど軽い世界ではありません。大自然を相手に、知恵と体力の限界の領域で始めて野生動物と互角に渡り歩けるのです・・。


            お わ り
[PR]
by hidehoken | 2007-02-22 10:21 | Comments(4)

燃え尽きました・・  その4

・・・つづき

後部座席はゲージに占領されている為、助手席を倒して足元をあげて寝てみると以外に良い。腰が痛くなるノーマルシートは凹凸が少なく寝やすい・・
後一回の野宿で今猟期も終わりだって頃に気が付きました・・

朝目覚ましで起きると、サハラはまだ眠そうです。
e0056797_182145.jpg
オシッコさせる為に外に出ますが中々用を済ませません。「こりゃだめだ!」
無理やりゲージに押し込んで車を後にしました。

山に入ると行きたい方と反対側から警戒音です・・昨日の猟場に抜けるコースです。行きたいのは山々ですが、今日は巻き猟の下調べも兼ねていますので、目的の山を目指します。

途中のポイント・・居ません・・今猟期良く付いた寝場は?・・居ません・・珍しいです。そこから抜けるウツは・・足跡が有りません。ココに居ないとなると目指しているポイントにかたまって居るかも知れません。ウキウキしながら目的地へ急ぎます・・・やっと目的地の手前に付きました。足音を殺しながら詰め寄ります。居るか?・・・・  ・・・・ 居ません・・ なぜ?・・抜けてくるのも居ません。

「おかしい・・」あまりにも少なすぎます。昨日、自分が帰った後に猟場に犬が入ったのかもしれません。最近は足の長い追跡犬を使うグループが多いいですから十分に考えられます。だとすれば更に奥にかたまって居るか?無線を師匠に打ちました。

別場所で見切ったので先にそこを巻くようです。近くまでサポートの車が来てましたが、自力で戻るからと無線を打ち戦力に加わってもらいました。自分は試したいことが有ったので丁度良いです。

試したいことは、一見居ないと思われるこの寝場を調べる事です。昨日の様にジッと隠れているかも知れません。自分は今までの経験を元に、一回寝場の上を横切ってから斜めに下りました。その方向にはフェンスがあるからです。ジグザグに丹念に調べながら進みました・・もう、寝るところが無いと思った瞬間「パサッ」鹿です!一瞬にしてヘラを反します・・「やはり居たか!」自分も走ります!鹿よりも上へ急ぎました・・ヘラを反すと植林の中を斜めに下りながら見えなくなります・・「しめた!」そちらの方向にはフェンスがありその手前に隠れるのに都合の良い笹っぱが有るのです。上手くそこに誘い込むように上から被せるようにジグザグにセコって追い詰めました。後一つヘラを反せば笹が見えるはずです。微かな笹の擦れる音がします・・自分と同じ高さです。勝負!ダッシュです。一気に距離を詰めてヘラを反そうとしたら下で笹の音がしました・・「しまった、抜けられる」今度は一気に下ります。ジャンプして谷に出た時に反対側の笹っぱに逃げ込む瞬間でした・・走りながらセフティoff クロスが合った瞬間にスナップショット「ドゴ~ン!」「間に合ったか?」ビミョ~なタイミングです。谷を登り撃った場所の確認をしようとしたら、カサカサカサ・・・ 行っちゃいました・・・ 外れたようです、血糊も有りません。「チキショー、良い所まで追い込んだのに~」逃げ切られました。自分を誘う為に上で音を立てて、そっと下に移動してたのでしょうか?

「う~ん、今回は鹿君の勝ち!」

無線を打つと巻き猟の方でも勝負が付き、こちらは二頭転がったようです。いきなり師匠の犬を使ったようです。今度は自分が引き出しの手伝いに向かいました。師匠と合流して奥の状態を伝えます。作戦が決まりました、伴さんと自分が別々で犬掛けをするコースを修正し、さらに前回抜けられた沢にライフルが二本入る事になりました。勝負です!「サラッ来い!」気合を入れて山に向かいました。

・・・つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-21 00:58 | Comments(0)

燃え尽きました・・  その3

・・・つづき

急いで山を下り、まず獲物を林道に出します。今日はサポートの部隊が居なく完全な単身なので、そこから歩いて車を取りに行きます。明日はサポート部隊が来てくれる予定なので、自分の体力の限界まで山を越える予定です。目的の山の状態も大体は把握出来ましたが、明日はその奥の巻き猟の猟場まで歩いてチェックします。

車で戻り、今回は林道の脇の大岩を台にして解体も済ませます。もちろん、後処理も綺麗に片付けます。早終いして地元に帰りました。

何とか昼までに自宅に付いたので、大バラシした肉を寝かして昼飯をかっ食らいます。仲間に連絡をして待ち合わせ場所に向かいました。今度は空気銃でヒヨ撃ちです。

今回持ち出した銃は、サーバー7000です。キャリアーⅢと同じ構造の韓国の姉妹銃です。スコープは使い慣れた4倍の固定です。

夕方のヒヨドリの止まり木を三ヶ所教がえてもらい、反対側の猟場でヒヨ撃ちしている主を紹介してもらいました。ここは昼までが勝負の所でした。彼は至近距離でヘッドショットをしているそうですが、自分はヒヨやスズメは銅撃ちです。理由は頭や首が一番美味いので、そこを傷つけたく無いのです。人それぞれですが自分は首から背中に掛けての骨の部位を外し、砂糖醤油を塗って炭火でテカテカになるまで焼いて食べるのがすきです。香ばしい味が口一杯に広がり最高です。ビールが有ればなお美味いです、骨も残さず食べられますヨ!

美味そうなヒヨドリが飛んで来ました・・・バスッ・・・はずれ・・あり?

まだプレチャージのコツが掴めていません。元の持ち主にアドバイスを受けてパワーもミドルに絞って撃ちました。 バスッ! あったり~
e0056797_10161148.jpg
初物めっけ。たまにはの~んびりヒヨ撃ちも良いモンです。
e0056797_10165815.jpg
丸々太ってます。今年のヒヨはミカンをたらふく食っているので油の乗りも良く、メチャメチャ美味いです。
30分チョイで三羽ゲット!しかしその後が来ません。そろそろ、この場所も止まらなくなったので引き上げです。
e0056797_1021367.jpg
毛をむしって見ると油が背中まで乗っているのが解ります、美味い訳です。

キャリアーにしてもサーバーにしても、韓国の銃は貫通力が強くヒヨ撃ちにはミドルパワー以下で十分でした。これならワンチャージで4~50発撃てそうです。
ヘッドショットするには精度不足ですが、鴨でもカラスでも銅撃ちでトンコロだそうです。狩猟には良い銃だと思います。

本来なら夕方から教えてもらった猟場が最高なのですが、この後の予定が詰まっているので猟場を後にしました。でも、前々から一緒にヒヨ撃ちをしたかったので、チョットだけでもヒヨ撃ち出来て良かったです。

帰って鹿肉の処理をして、サハラ(猟犬)を連れて来て会食に向かいます。

久しぶりの再開、話が弾みます。これでビールが飲めたら最高なのにな~ 運転なのでガマンです。でも焼肉をおごって貰いました。楽しい一時も終わり解散してから気持ちを引き締めます。

これから明日の為にサハラを乗せて、また天城山を目指すのです。

サハラと夜風を受けながら天城に着きました。サハラは既に高鼻を使って匂いをかいでいます。今回も民宿には泊まりません、野宿です。夜の内に山の神にお神酒を捧げ、終猟まで事故・怪我のないように祈りました。明日の朝一も疲労の蓄積した体で忍びで入ります、頑張らねば・・・「サラッ早く寝ろよ」


・・・つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-20 10:44 | Comments(2)

燃え尽きました・・  その2

   ・・・つづき

朝、目覚ましの前に目が覚めました。
暖かかったし、早めに就寝したからでしょうか?それとも気が張っていたからでしょうか?そのまま起きて準備をしました。

そっと車を後にして山に入ります、今回もルートを小変更して進みました。いつもならする鹿の警戒音が聞こえません、「やっぱりか・・」更にルートを変更して高い所から下りながら攻める事にしました。

初めての忍びに成功した所の上です・・そろそろ居ると思ったんですが全く気配無しです。もう一箇所攻める以前に居ないのが解りました・・新しい足跡が無いのです・・・良く使う一番ウトで勝負も出来ませんでした。

そっと二番ウトに駆け寄ります・・ここも居ません・・
更に奥のウトは?居ません・・・「そんなバカな!」
あまりにも居な過ぎます。時間的にはドンピシャのはずですが・・

体をさらして動いても全く反応有りません。他のグループが猟場を荒らすと良く来たルートなんですが、居ないのです。「反対側か?」ポイントを後に戻り始めた時になぜかさっき見た所が気になって振り返ると・・!! 「居た!走っている!」 自分が遠ざかるのを待って飛び出した様です。暖かくて雪も解けてしまっている為、しゃがんでいると全く解らないのです。「しまった、いなされた!」 素早く射撃姿勢を取って撃ちます ド~ン! 獲物は既に笹の中に隠れています・・撃ち遅れです。手応えは有りませんが、一応血糊が無いか確認します・・今回も全く有りません。しかし、ココまで歩いてきた事により、獲物は反対側に寄ってると判断しました。撃った後に微かにメス鹿の警戒音がしたような気もします。

急いで来た道を戻り、警戒音のポイントを目指しました。そっと、覗き込みます・・居ない・・時間的にも抜けられた後の様です。しかし、まだチャンスは有るはずです。その先の別のポイントを急いで目指します。暫く行くと視界の隅で動くものが・・「えっ!」振り向くとメス鹿が笹っぱに飛び込んだところでした・・又してもいなされました。終猟間際まで生き延びた鹿です、メンタ(メス鹿)も賢くなっています。

自分はセフティに指をかけて、何時でも操作出来るようにして細心の注意を払い横歩きで進みました。幸いここから暫くは足元が平坦です。まだ隠れているなら、きっと自分が通り過ぎるのを待っているはず・・ならば、ワザと通り過ぎて動くのを誘って見ました。

「パサッ」 「やはり居た!」100mほど先です。瞬間的にプロ-ンになりますが、既に獲物は茂みに逃げ込んでしまいました。自分はそのままジッと伏せた状態で獲物が飛び出た周辺を睨んで待ちました。「三度有る事は四度有るかも・・」出るか?出ません・・しかし、そのまま暫くジッとしてました。状況からしてまだ居る気がするのです。「カサッ」メンタです、やはり居ました。警戒して体を上げた所にすかさず撃ち込みます。ド~ン!腹に響くいい音、瞬間的に獲物が倒れました。
e0056797_23323916.jpg
茂みの際ですが分かるでしょうか?
e0056797_23334979.jpg
これで分からなければ、忍びは難しいですよ!
e0056797_23351761.jpg
近ずくと小型のオス鹿でした。

本日の鹿猟はコレで終わりにして撤収します。何度も逃げられたし獲物も小さいですが、何とかいなす鹿も捕獲する事が出来ました。ハンティングクラブでは50頭目の獲物です。個人的には忍びで14頭目、巻き猟での5頭を合わせると合計で19頭も撃たせても貰いました。(前回の巻き猟は後日UPしますね)

山の神に感謝して、急いで山を後にしました・・・

午後には前々から誘われていたヒヨ撃ちです。一度ぐらい付き合わないとね!


        ・・・・ つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-19 00:16 | Comments(0)

燃え尽きました・・  その1

燃え尽きました・・真っ白です・・灰になってます。
スイマセン、全くやる気が起きませんでした。
やっと、ブログの再開です!


それにしても今猟期は鹿猟に絞って毎週毎週よく通いました。しかし、今回の連休が最後で終猟となる為、なるたけ仕事を入れずに休にしました。その代わりに15日の終猟日は休まずに仕事にしました。まず初日の土曜日の予定です。体はアチコチ痛いし、疲労も蓄積しています。昼から地元でヒヨ撃ちの約束と、夕方から東部でライフル協会の役員さん達と会食があるので、天城には行かないつもりでした。

しかーし、師匠と話すと「最後なんだから行って来い」と言います。しかも、「今グループで49頭目、後一頭で50頭行くけどいけるかな~」とも言ってました・・普段は頭数は気にせず肉を大切にしてます。数頭捕獲すると早仕舞いしてきましたが、珍しく捕獲数を気にしてました。きっと今後の企画の為の実績を気にしたのでしょう。更に「最終日の朝一は、二人で忍びを掛けようか?」と嬉しい事を言ってくれます。今まで何度も企画しながらも、グループを引き連れている為に断念してきた師匠が、最終の一日だけ自分に付き合ってくれると言うのです・・・

「体に鞭打って、たとえ一時間でも行くしかない・・」そう思いました。

50頭目を自分の手で転がしたいのも有りましたが、一番の目的は山の状態の情報収集です。日月の連休に本隊が来ますので、その時に確実に獲物が出るようにするためです。

流石にこれだけ捕獲していると、集中的に責めた場所には殆んど足跡すら無くなり獲り付くした感があります。適当に犬掛けしても獲物は出ません。自分達の猟場ではしっかりと間引きが出来て、個体数の調整も出来てきました。来年度は数は減るけど大きな獲物が増える予定です。

さて、金曜日に仕事を終えると忍び銃(モデルセブン)を持って山に入ります・・夜の内に獲物の大まかな動きを把握します。暖かいのか思った以上に早い時間から獲物が動いています。「マズイな・・」そんな事を感じながら寝袋に潜り込みました・・。



         ・・・ つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-18 11:45 | Comments(8)

元気でナ~ 達者でナ~

今日は巻き猟ですが、例によって朝一は忍びです。

ただし、直に本体と合流する為に近場を攻めます。

結構風が吹いています・・バサバサと草木が音を立てています。これだけ突風が吹くと相当弾が流されます。JAFTA(空気銃のロングレンジの大会)の時を思い出します。これも経験、流される事を考えながら撃たなければなりません。

しかも、獲物の物音も聞こえませんから最悪です・・しかし、悪い事ばかりでは無いのです。忍びはこういった自然環境も見方に付けて行動します。風下から攻めれば自分の音を消せるからです。風向きを考えてルートを変更して攻めました。敵の気配も感じませんが、自分の気配も消して行動できるのです。

まず一つ目、残念ながら居ると思った寝場所には居ません・・感が外れたか?ならばその奥の本寝場か?・・・居ません、足跡も有りません・・・予想以上に他のグループに荒らされて居るようです。

よし、最後にロングレンジで勝負だ!そっとバイポットをセットして、スコープも1.5倍から5倍に倍率を上げて覗き込みました・・・居るはず・・・居ません・・・スコープで探しても居ません・・ウツ(獣道)が変ったか?良くあることです、山は刻々と変化しますから常に山の変化を感じ取らなければ猟果は獲られません。

今日は居らっしゃらないようですね~

念のために谷の中を覗く事にしました。以前オス鹿が2頭逃げたうウツが有るからです。「確率は少ないけど一応見とこう・・」何の気なしに覗くと「やばっ!!」瞬間的にしゃがみました。赤茶色のオス鹿がゆっくりと移動してるじゃないですか?谷から出る所を地面に這いつくばった状態で狙いこみます・・倍率は5倍のままです。この距離(40~50m)ならネックを狙えます!

ジッと息を殺して待ちました・・「長い・・早く来い。」更に待ちますが来ません。本当はココで更に待てれば良いのですが、体制が辛くガマンの限界です。「もしかしたら気とって戻ったとか?」「せめて反対側の斜面と戻りを確認した方が良いのでは・・」悪魔の囁きに負けてそっと体を起こし斜面・戻りを確認しました。居ません!まだ谷の中の様です。こうなると谷の中を覗きこみたくなるのが人情という物・・そっと覗くと居ました・・二頭とも居ます、まだ此方には気づいていませんが、歩みが遅く音を立てないように忍んで歩いているのが解ります。木々や土手の間から背中しか見えません・・撃つか?今なら撃てるけど背ロースを撃ち抜く可能性大です・・もうちょっと見たいな・・どっちの方が大きい角かな?っと思ったら鹿君と目が合っちゃいました。

「ヤバッ!」バサバサバサ・・「だー走られた!」すぐ狙います・・・
「あー5倍のまんまだ、見難い!」ド~ン! 「跳ねるな!」ド~ン! 
「ジグザグ走りかよー」ド~ン! 「木が邪魔だー」ド~ン!・・・

行っちゃいましたねー、元気に跳ねて行きました・・・さようなら~

一応血糊が無いか確認・・・
全く有りません。「う~ん、今のは無かった事にしよう!」
無線が入ります・・「どうだった?」と聞かれたので
「今日はなーんにも いらっしゃいませ~ん」と打っときました・・。

今日の事は早く忘れよう・・・

しかし、巻き猟の二ラウンド目に師匠に言っちゃいました。
自分「正直に言います・・・実は居ました・・」
師匠「で、何発掛けた?」 
自分「えっ何発って・・・4発です・・」 
師匠「だはははは・・」「まだまだだだな~」

は~ おっしゃる通りです。


               お わ り
[PR]
by hidehoken | 2007-02-08 10:51 | Comments(10)

最長記録に挑戦! その2

・・・つづき

今日はサハラ(猟犬)も一緒です。

いつもは折りたたみのゲージを使うのですが、これも破壊したため今回は折りたたみ不可ゲージが後部座席を占領しています。猟場の近くでゴソゴソしたくなかった為、運転席を倒すだけで仮眠することにしました。サハラも助手席で寝ています・・・
e0056797_1015959.jpg

「朝、騒がないでくれよ」と耳元で囁き床につきました。
e0056797_10152623.jpg

朝です、素早くサハラにオシッコをさせてゲージに押し込みます。「騒ぐなよ!」と念を押して車を後にしました。今回も山に入るルートを変えて忍びをかけます。チョット大変ですが大回りして目的の場所をめざします。

その間に浅い寝場所が2~3有りますので、ボルトをそっと操作してチャンバーに弾を送り込みます。様子を見ながらスコープの倍率を1.5倍に落としてハイレディのポジションのままセフティonで移動します。

一つ目・・ここは一猟期に1~2度しか付かないところですが足跡の確認をしときます。ほとんど有りません「なるほど・・」次の寝場所に向かいます。予想はしていましたが、それ以上に足跡がありません。「こりゃやばい、勝負出来ないかも・・」本命の処に来ました。今期4頭仕留めている所ですが全く気配無し、この間警戒音も有りませんでした。

最後は谷越しのポイントのみです・・・バイポットを出して、スコープも5倍に上げて谷越しのポイントを覗きます・・・「居ないかー」 んっ!「居た?かも?」目を凝らしますが鹿みたいです!距離は300m近いです。とても250mではきかない・・・・素早くプローン(寝撃ち)の姿勢を取りスコープで確認します・・「メンタ(メス鹿)発見!」ゆっくり移動しています。動きに合わせてリードを取り若干上目を狙いこむと、一瞬こちらを警戒して動きを止めました・・「チャンス!」 ドォ~ン 山々に銃声が木霊します。当たった様な気がします・・・・スコープで覗いてもしゃがんで居ると解りませんが、特に走り去る動きは見えません・・行って見るか?

無線で交信しながら現在地を仲間に送ります。そして谷を下った時です・・!!・・メス鹿が丘の上に顔を出しました・・130m以内です!無線機を放り投げて素早くニーリング(膝撃ち)の姿勢を取った時にパッと身を隠します、ド~ン!同時に撃ちますが、撃ち遅れでしょう・・「しまった!」注意不足でした。一応矢を掛けた所に行きますが、血は勿論毛も有りません。こういう時は当たったと思うタイミングですら撃ち遅れです。本人が撃ち遅れを感じるぐらいでは全然ダメです。

先に撃った獲物を探します・・居ない・・・そんなバカな・・と思ったら 
カサッ!居ました。頭だけ動かしてますが、足が言う事を利かないようです。
e0056797_10161290.jpg

直に楽にさせてあげて、山の神に感謝の儀式を行います。

着弾点を確認すると、綺麗に肩口を貫通していました。
ほぼ狙ったとおりの場所です。
e0056797_101703.jpg

この位の距離になるとツルンと貫通するだけで、大きなダメージは与えないようです。無論肉荒れも最小限で済みました。まあまあの出来です。
e0056797_10184636.jpg
仲間も応援に来てくれました。今後を担う若者です。
若いってスゴイな・・ドンドン獲物を引っ張っていきます。
疲労もかなり蓄積していますが、空荷の自分が置いて行かれます・・・。
しかし、体が言う事を利かなくなる頃に五感が鋭くなってきます。

今期忍び猟のみで10頭目です。ついに目標達成しました。
この距離でも勝負できる事が解ったので今回の忍びは満足です。
北海道の敵も、やっと取れた気がします。
e0056797_1020288.jpg

忍び猟は一人で山に入りますが、一人では出来ない仕事です。
良い師匠に付き猟の仕方を教わり、良い猟場を開けてもらい撃たせて貰っているのです。しかし、もっと腕と経験を積み何時の日か更に肉荒れの少ない小口径の243Winを使った猟をしたいと思いました。

目指せ、サンデー プロ猟師!
[PR]
by hidehoken | 2007-02-06 10:22 | Comments(0)

最長記録に挑戦! その1

前回の忍び猟で使用した30-06のオーバーパワーに懲りて今回は308で出動です。ただし閃いた事があり、サコーハンターで使用したバイポットをレミントン・モデルセブンに装着しました。スタディング(立ち撃ち)で構えて見ると、先軽だったバランスがぐっと安定志向におなっていますし、何とか歩ける総重量に収まっています。

これは良いかも・・・

無謀にも最も広いレンジ(約300m)で勝負する事にしました。サコーでバイポットを使うと100~200では余裕すぎますが、308でしかもヒョロヒョロ銃身のモデルセブンで撃つのが良いのです。

パワーから言ってもピンポイントで撃つ必要がありますが、その分肉荒れは最小限で済みます。ボルトアクションなので引金も軽く、操作も確実で音も無く装弾出来ます。ただし、薄い軽量銃身なので連射すると着弾点が変わってしまうデリケートな銃です。

つまり、初弾が勝負の銃です!

だからといって、ロングレンジ用のスコープを使う訳では有りません。本来のブッシュガンの性能をスポイルすることの無い様に、いつもの1.5~5倍のリューポルド VX-Ⅲです。ようは、いつもの状態でロングレンジに対応できるようにバイポットを装着しただけなんです。が、前回初めて使ってみてバイポットは予想以上に安定度が高く実猟に向いていることが解っています。
e0056797_10472677.jpg
右下の怪しい物体はサハラ(愛犬)です。いつも自分の邪魔をします。

e0056797_10433514.jpg

はたして結果は・・・ つ づ く
[PR]
by hidehoken | 2007-02-05 10:31 | Comments(0)