人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

ブログトップ

サコーM75ハンターのカスタム化

ライルフルを初めて所持する時に銃砲店の店主より
「日本人は欲張りで困る・・」と言われました。私のことです。

なぜそんな話になったかと言うと、「メインは本州なので威力が有り過ぎは困るからマグナムはいらない」でも「北海道にも行ってみたいので弱装弾では困る」さらに「普段は射撃練習するので良く当たる銃がいい」と相反する要望を言ったからです。

銃を選ぶのは楽しいことですが、日本では一銃一許可制で許可が下りて初めて撃つことが出来ます。車のように試乗することが出来ないので撃つまでその銃の素性が解らないのです。

ましてや我が県ではライフル許可が異常なほどうるさく不必要な書類を大量に請求され、ほとんどの人が嫌になって申請を取りやめています。

私も法的知識が乏しい時は警察の言いなりで県条例で決まっていると言われると調べもせずに申請出来ずに数年を無駄にしました。

こんな県は珍しいと思いますが、こんな所では二本目が簡単に下りるとは思えません。

私は悩んだ末、弾薬を30-06スプリングフィールドに決め 銃はサコーの新型M75ハンターを選びました。

内地では威力が有りすぎなのでライトロードの弾薬を使用して、北海道ではフルパワーの弾薬をリロード(手作り)することにしました。

しばらくリロードしたライトロード弾で射撃をしてましたが、射撃大会に行くと やはりハンティングライフルでは射撃銃やバーミンターライフルにはかないません。まして6mmPPCあたりを使われたら手も足もでませんでした。

腕も悪いのですが、銃に差が有るのは納得できません!

でも、私には強い見方がいます、射撃の師匠です。
相談しながら色々とノウハウを教わります、ただしやってはくれません。
ノウハウを生かすも殺すも自分の努力しだいという事です・・。

まず、2-7倍のスコープが6.5-18倍のAO(アジャスタブルオブジェクト(簡単に言うとピント合わせ))付きになりました。
それをただ取り付けるのではなく、まずリチクルをセンターだしします。それをベースの取り付け位置でボアサイターを覗きながら調整します。サコーのベースはフロントの位置で左右調整が出来ますので大変便利です。微調整は実射でクリック調整しますが、1/4回転以内で調整できました。そうすることで倍率を変えた時の視差を少なくすることが出来ます。

次に銃身です、シーレーンのフルート付き24インチ銃身が運良く手に入りました。6mmPPCです。これを自分の銃に合わせて取り付けます。結構苦労しましたが、師匠の言いつけ通り1/100mm単位の調整も出来ました。

さらに引き金の調整です。ノーマルでは激重ですが、サコーはネジ一本で800gに調整できます。これをさらにライトチューニングして400gで落ちる様にしました。以前撃ってたARは200gでしたのでこのぐらいなら使いこなせます。

これが30-06ベースのカスタムガンです。
サコーM75ハンターのカスタム化_e0056797_11224681.jpg


チョット手間は掛かりますが、手元の市販の銃がハンティングの為の射撃練習に適したカスタム銃に変わります。

精度も撃ちやすさも別物になりました。

こうすれば、一本でも二本分楽しめます。

日本にも腕のいいガンスミスは存在します。興味のある方は連絡ください、ご紹介致します。
by hidehoken | 2005-10-11 08:46 | 実銃、射撃練習、射撃大会