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エキサイティングアウトドア(野生動物保護管理捕獲奮闘記)

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過酷な単独忍猟 その3

朝の5時頃 寒さに震えながら身支度を始めた、日の出と共に鹿と勝負する為です。

朝一なら夜行性の鹿がまだ食み(はみ)をしている可能性があるからです。

暗い車の中で銃の最終チェックをして弾装に自分でリロードした308ウインチェスター鹿用高速弾を 一発 二発 三発とゆっくり確実に詰めていきます。本来五連発なのですがボルトの操作を軽くする為に四発で止めにしました。

今回使用するライフルは小型軽量のレミントンのモデルセブンにリューポルドVX-Ⅲ 1.75-6倍のスコープを銃身スレスレまで低くマウントして100mでゼロイン調整済みです。スコープの倍率は近距離戦を意識して1.75倍にセットしました。

全ての準備が整いました!夜明けももうすぐです。私は意を決して車から出る事にしました。

そっと車の外に出た時アホタレ(愛犬サハラ)が目を覚ましました。
まだ三ヶ月なので山に連れて行けず、車の中で留守番です。


車の外は一面の銀世界が広がっていました・・

夢にまで見たアラスカの雪山とイメージが重なります。
過酷な単独忍猟 その3_e0056797_22184257.jpg


私はライフルのボルトを音を立てない様に操作して、薬室に弾を送り込みます。そして安全装置を掛けました。

気持ちを入れて深呼吸を一回、肺に冷たい空気が入り込みます。

ついに犬無しの単独忍び猟の始まりです・・・。
by hidehoken | 2005-10-06 00:04